爆誕!Catch Surf式 スキムボード
“BOOG SKIM”

ブレアが使っていることで気になっている方も多いであろうキャッチサーフのニューモデル「Odysea 45” Boog Skim」について調べてみた。
まずはこちらの動画でブレアが乗っているところを確認して見てほしい。

どうだろう? なかなかスキムぽっいライディングだ。 もっともブレアともなればどんなボードでもそれらしく乗れてしまうのだろうが。

ボードサイズは長さ45インチ(114cm)。 キャッチサーフではブレアモデルのボディボードも販売しており、そちらは42インチ(106cm)なのでBoog Skimは8cm長い設定だ。

左がCatsurf BoogSkim、 右は WaveBandit Soft-SKIM

ハワイの子供たちがボディーボードでスキムをする動画を見たことはあるだろうか? 走ってボディボードの乗り込んでショアブレークに当て込んだりエアリアルなどを楽しんでいる。 やる気になればボディボードでスキムは出来るんだな、と思い自分でチャレンジしてみるとなかなか上手く滑ることが出来ない。 これは、ボディボードは全長が短く、さらに柔らかいため体重をボトム全体に分散できず砂を引きずりやすい事やノーズロッカーのつけ方が急峻すぎる事が主な理由ではないかと思う。

Boog Skimはベースはボディボードなのだが、ノーズを伸ばしてロッカーの付け方が緩やかにしスキム向けになっている。またメイプル材のストリンガーを内蔵し強度アップしていることで通常のボディボードよりスキムボードに近い乗り味が期待出来そうだ。

スペック

  • Custom Bodyboard Shape ideal for Skimboarding.
  • Specially Engineered Skim-Style Rocker.
  • Durable Dual Composite (DCC) Core
  • Dual Maple-Ply Stringers!
  • Durable HDPE Slick Bottom
  • Old School Polyethylene (PE) Deck and Outer Rails
  • Crosslink Nose and Tail Bumpers
  • Custom Rolled Mini Crescent Tail

ところでこのBoog Skimをリリースするキャッチサーフはソフトサーフボードの世界的な流行を牽引する革命的なブランドだが、意外とスキムボード界とは関りは深い。 キャッチサーフはトム・モーリー(Tom Morey)が開発したのだが、 このトム・モーリーはボディボードを発明した人として有名でありサーフ界の技術系超レジェンドなのだ(ロングボードのノーズコンケーブもこの人が考案したらしい)。

Victoria skimboards Wonbat
Victoria skimboards Wonbat

2006年~2007年頃にビクトリアから販売されていた「ウォンバット」というソフトタイプのスキムボードがあった事を知っているだろうか? これはトム・モーリーの協力の元に開発された。 トム・モーリーは10年以上ソフトボードを研究しており、満を持してキャッチサーフを売り出そうという直前にそれまでの研究成果を使ってソフトボードでありながらとても頑丈なスキムボードをビクトリアと作ったのである。

またキャッチサーフ誕生後も、初期のチームライダーとしてビル・ブライアンが起用され、その後もモーガン・ジャスト、そして現在のブレア・コンクリンとプロスキマーの起用が続いている。スキムボーダーにとってもキャッチサーフは目が離せないブランドだ。

さて、今回紹介したBoogSkimだが、ここまで語っておいて何だが日本での販売はとても限定的でほぼ入手不可能だ。展示会用に1本だけ国内に入ってきたBoogSkimをスキムワンが入手したがすでに売却済みで今年の入荷予定はない。 ソフト素材のスキムボードに興味があるのなら、キャッチサーフのセカンドブランドであるウェーブバンデットでSoft-Skimを販売するので、そちらをチェックしてみよう。 ⇒スキムワンに2021年モデル入荷しました![クリック]

LINK

Boog Skim (45") x Blair Conklin PRO

Tom Morey  wikipedia